HINTS/HINTS plus監修確認中

HINTS(Head-Impulse, Nystagmus, Test-of-Skew)/HINTS plus

急性の持続するめまいで、前庭神経炎(末梢性)と脳幹・小脳の脳卒中(中枢性)を見分けるための、3つの診察(+聴力)です。

監修確認中:このページの内容は、医師による監修の確認前です。公開前に内容を確認します。

使う場面

急性に始まり、数時間〜数日持続するめまい(acute vestibular syndrome)で、自発眼振がある患者を、中枢性か末梢性かで評価するとき。

項目を選ぶ

急性の持続するめまいで、頭位衝動試験が正常(前庭眼反射が保たれている)の場合は、中枢性を示唆します。

AICA領域の梗塞などで、突然の難聴を伴うことがあります。

結果の解釈

0個末梢性のパターン中枢性を示唆する所見はありません。前庭神経炎などの末梢性が考えられます。ただし、診察を正しく行えた場合に限ります。
1〜4個中枢性を疑う中枢性を示唆する所見が、1つ以上あります。脳幹・小脳の梗塞などを疑い、MRIなどの画像検査と神経内科・脳神経外科への相談を検討します。

使うときの注意

  • 対象は「急性の持続するめまい」で「眼振がある」患者に限ります。一過性のめまいや、眼振がない患者には使いません。
  • Head Impulse testは、「異常(corrective saccadeあり)」が末梢性を示します。このツールでは、「正常(saccadeなし)」を中枢性を示唆する所見としてチェックします。
  • 訓練を受けた医師が行った場合の精度が報告されており、不慣れな検者が行うと、精度は下がります。
  • 3つの所見がすべて末梢性でも、小脳梗塞を完全に除外できるわけではありません。症状や危険因子から、中枢性が疑われる場合は、画像検査を行います。
  • 発症からの時間(早期に偽陰性が起こりうること)にも注意が必要です。

参考文献

  1. Kattah JC, et al. HINTS to diagnose stroke in the acute vestibular syndrome: three-step bedside oculomotor examination more sensitive than early MRI diffusion-weighted imaging. Stroke. 2009;40(11):3504-3510.
  2. Newman-Toker DE, et al. HINTS outperforms ABCD2 to screen for stroke in acute continuous vertigo and dizziness. Acad Emerg Med. 2013;20(10):986-996.

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