あなたのキャリアプランはどうでもいい
〜“書いてはいけない医師像”とは?〜
前回は、伝わる志望動機のおすすめ構成として、
- 自分がなりたい医師像
- 病院の特徴
- 両者の接点
- 志望の意思
この4ステップを紹介しました。
今回はその1番目——「自分がなりたい医師像」の書き方について、“書いてはいけない例”を交えて深掘りしていきます。
「それ、病院に関係ありますか?」
志望動機の冒頭で、自分の将来ビジョンを語るのは悪いことではありません。
でも、たとえばこんなものはどうでしょう。
- 「将来はUSMLEを取得して海外で活躍したいです」
- 「医師と弁護士、両方の資格を取りたいと思っています」
- 「医療系YouTuberとして、情報発信にも力を入れていきたいです」
どれも一見すると“志の高い医学生”に見えますが、
正直、病院側からすると「すごいねー、頑張ってねー、だから?」という話です。
なぜなら、病院にとって何のメリットもないから。
病院は“自分のところに関わってくれる人”を採りたい
逆に、こういう医師像のほうが好まれます。
- 「将来的には指導医としてこの病院で後輩育成にも関わりたい」
- 「いくつかの病院で経験を積んだのち、初期研修でお世話になったこの病院に戻って地域医療に貢献したい」
病院が欲しいのは、「うちに貢献してくれそうな人材」です。
もちろん全員に将来戻ってこいとは言いませんが、“この人を採れば、うちにとってもプラスだ”と思わせる内容であることが大切なのです。
まとめ
「すごいキャリアプランですね!」とは言ってもらえるかもしれません。
でもそれが病院にとって他人事であるうちは、評価されることはありません。
志望動機に書くべきは、“あなたの野望”ではなく、"病院とのつながりの中での医師像"です。
ある程度早めの段階で達成されてしまう簡単な理想が良いと思います。