病院理念に“惹かれた”って、本当に?
〜美しく見えて、響かない志望動機〜
履歴書の志望動機欄で、よく目にするフレーズがあります。
「〇〇という病院理念に惹かれて、貴院を志望しました。」
一見、“就活っぽい”丁寧で意欲的な文章に見えます。
でも、これは表面的で薄い志望動機の典型例です。
その志望動機、本当に届いてる?
医学生の中には、企業就活のテンプレを参考にしている人も多く、
「病院理念に共感しました」というフレーズを入れる人がたくさんいます。
でもちょっと考えてみてください。
そもそも病院の理念って、職員が普段から意識してると思いますか?
たとえば病院の採用担当医が、その病院の理念をスラスラ言えるかというと——
正直、怪しいです。
というのも、大学医局からの人事で働いている先生が多く、
その病院に就職して働いているというより、赴任しているだけ、というケースも多々あるからです。
理念に“惹かれた風”の学生、多すぎ問題
企業の就活では定番かもしれませんが、病院のマッチングでは話が違います。
実際、こういう志望動機を見ると、
病院側の先生たちは心の中でこう思っています。
「いや、君がウチの理念知ったの、たぶん履歴書書いた日でしょ?」
そう、「理念に惹かれた」ことにしようと思ってから、調べた感が透けて見えるんです。
「理念に惹かれた」=「本音ではない」と思われる
そして何より問題なのは、
「病院理念に惹かれた」という志望動機が“本音じゃなさそう”に見えることです。
採用側の気持ちになってみてください。
「ウチの理念に惹かれたって、そんな人見たことないけど…」
「HPコピペしただけだな、これ」
こう思われてしまった時点で、その志望動機は響きません。
さらに“他の学生と丸かぶり”するリスク
この「理念に惹かれた」系の志望動機は、
他の学生も使っているパターンです。
志望動機が似通えば、当然ながら埋もれます。
せっかくのチャンスなのに、
「誰が書いても同じ」に見えてしまったら、それだけでマイナス評価です。
まとめ
理念で志望動機を作るのは、やめておこう
- 「理念に惹かれた」は、調べて書いたのがバレやすい
- 採用側も理念を重視していないことが多い
- 他の学生と同じになり、個性が出ない
次回予告:第13回ー履歴書編ー 「その「少人数が魅力」は逆効果かも?」
実際によくある“ダメな志望動機”の具体例2を紹介し、
どこが問題かを丁寧に解説していきます。お楽しみに。