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基礎編第8回

なぜ留年・国試浪人経験のある学生はアンマッチしやすいのか?

〜“実力”よりも“リスク”が嫌われる世界〜

マッチングでアンマッチになる学生の中には、留年や国家試験浪人の経歴を持つ人が目立ちます。

「自分は実力あるから大丈夫」と思っていても、病院側の見方は違います。

その理由は非常にシンプルで、“国家試験に落ちるリスクが高い”と見なされるからです。

留年=卒業できるかすら不透明

医学部で留年しているということは、

  • 単位の取りこぼし
  • 臨床実習での不適応
  • 態度や成績の問題

など、卒業までに何らかの障害があることを意味します。

つまり病院からすれば、

「この学生、本当に卒業できるの?」

という不安材料を抱えることになります。

国家試験合格に“既卒”は不利、これはデータが示している

では、国家試験浪人=既卒の場合はどうか。

これはもう、データがはっきりと“不利”であることを証明しています。

✅ 合格率の内訳(第119回・2025年)

  • 新卒合格率:95.0%
  • 既卒合格率:59.0%
  • 全体合格率:92.3%

さらに、卒業からの年数が経つほど合格率は急落します。

卒業年次合格率
令和6年卒(2回目)75.6%
令和5年卒(3回目)60.9%
令和4年卒(4回目)33.3%

病院が避けたいのは、「空き枠リスク」

マッチングで病院が学生を選ぶ最大の前提は、

「国家試験に受かってきちんと4月に来てくれる人かどうか」です。

倍率のある人気病院であればあるほど、

「わざわざリスクのある人を選ぶ理由がない」

という空気は明確にあります。そう思われた時点で、候補から外される可能性は十分にあるのです。

まとめ

  • 留年=「卒業できるか不透明」という印象
  • 国家試験既卒=合格率が著しく低い(59.0%)
  • 卒業年次が古くなるほど合格率はさらに低下
  • 病院は“空き枠リスク”を避けるために、合格率の高い人を選ぶ傾向がある

次回予告:第9回ー基礎編ー 「なぜ“無駄なこだわり”を持つとアンマッチするのか?」

アンマッチの原因その⑧、

「なぜ“無駄なこだわり”を持つと落ちてしまうのか?」

あなたの“こだわり”は、そんなに大切にしないといけないものなのか?というテーマで掘り下げます。

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