なぜ志望科以外に興味がない人はアンマッチしやすいのか?
〜マッチングは“協調性”を試される場〜
「自分は整形外科しか興味がないので、それ以外は正直どうでもいい」
そんな態度をとってしまう学生は、マッチングで不利になることが多いです。
なぜか?
それは、マッチングの選考が“専門性”よりも“人間関係の幅”を重視しているからです。
他科の先生が“あなたを採点”しています
マッチング試験の評価は、整形外科の先生だけが行うわけではありません。
あなたが回る内科、救急、小児科、麻酔科など、さまざまな診療科の医師たちが採点者になる可能性があります。
そのとき、あなたが無愛想だったり、明らかに興味なさそうな態度をとっていたら――
整形外科での印象がよかったとしても、全体の印象がガクッと下がることになります。
何も考えずに「整形外科しか興味ない」と平気で言っている学生に、他科の医者が高得点をつけるはずがないじゃないですか。
実際に、
「整形の先生には評判良かったけど、他科からの評価が低すぎて落ちた」
というケースは、少なくありません。
マッチングで見られているのは、「一緒に働けるかどうか」
マッチングは、「何科に進みたいか」ではなく、
「この人と一緒に働きたいか」が問われる試験です。
つまり、どれだけ整形外科に情熱があっても、
他科に無関心・無礼な態度をとれば、
「協調性がない」「視野が狭い」「患者を全体で診る意識が弱い」と評価されてしまう可能性が高くなります。
興味がなくても“関心を示す姿勢”が大事
全ての診療科に興味を持て、というのは無理な話です。
でも、マッチングでは、“リスペクトのある態度”や“空気の読み方”が人間性として見られています。
たとえば、次のようなポイントです:
- 志望科以外の先生にもあいさつや返事が丁寧か
- 実習では志望科でなくても少しでも質問やリアクションをするか
- 志望科以外でもの表情や立ち振る舞いが前向きか
これらはすべて、
「この人はチーム医療の中でやっていけそうか?」という視点で見られています。
まとめ
- マッチングでは“協調性”と“幅”が問われている
- 「整形外科しか興味ない」と言う学生に、他科の医者は高得点をつけない
- 「この人と一緒に働きたいか」が問われている
- 少なくとも「関心を示す姿勢」がないと、アンマッチのリスクは上がる
次回予告:第7回ー基礎編ー 「なぜ自信家タイプはアンマッチしやすいのか?」
アンマッチの原因その④、
「自信家タイプはなぜ落ちるのか?」を詳しく説明していきます。